コンゴウインコを飼いたいけど大型インコは初めてです大丈夫ですか? |
オカメインコからいきなりコンゴウを飼った人や、文鳥からコンゴウを飼った方など、小さな鳥からいきなり特大の鳥を飼った方は何人か存じております
大きくても小さくても日常の世話は同じようなもので、性格も鳥それぞれにより違いますのでいきなり飼うのが無謀な事とは思いません
それよりも、コンゴウを飼うには鳴き声の問題や場所の問題、小型のインコと比べると食費や光熱費が多くかかりますのでそちらの問題を解決できるかどうかの方が重要です |
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コンゴウインコは許可が無くては飼えないと聞いた事がありますがどうですか? |
コンゴウに限らず、輸入されているインコのほとんどはCITES(サイテス・ワシントン条約の事です)により規制されています
CITESには1類と2類があり、1類に属する種は登録の義務があり、登録無しでは譲渡(無償でも)はできません(1種の鳥はこちらに赤で書いてあります)
しかしながら、現在日本で入手できるコンゴウインコは2類に分類されている種類の鳥で、この鳥を購入し飼育するに当たっては特別な許可や届けは必要ありません
危険動物にも指定されていませんので都道府県長への届けも必要ありません |
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餌は何を食べますか?また、餌代はどれくらいかかりますか? |
餌はシード(種)餌の場合とペレットと呼ばれるドッグフードのような人工飼料による場合とがあります
シードの場合、ヒマワリ、麻の実、サフラワー、トウモロコシ、ピーナッツなど、色んな種類の餌が混じった物が市販されています
シードの場合、コンゴウに限らず好きな餌を選って食べてしまうので食事のバランスが悪くなりがちです
その為に生まれたのがペレットで、人工的に鳥に必要な物が含まれてると言われてます
他、新鮮な果物(りんご、ばなな、ぶどう、にんじん、いちご)など、色んな物を喜んで食べますのでそのような楽しみ方もあります
与え方にもよりますが、種餌では1ヶ月1000〜1500円程度、ペレットでは1500〜2000円程度と思います |
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おしゃべりをしますか? |
コンゴウはクチバシが大きいので得意ではありませんがしゃべります
九官鳥のように常にしゃべり続けるのではなく、気まぐれに機嫌の良い時に物まねをします
また、教えると人間の動作を理解しおしゃべりをするようになり、餌を見せると”チョウダイ”と言うようになったりします
おしゃべりに当たっては
1、人間の発音をそのまま真似るので”チョウダイは?”等と言って教えるとそのまま覚えてしまう
2、同じ人が同じ口調で教える
3、鳥が発生しやすいような声で教える(女性の声が良いようです)
に注意して下さい |
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くちばしが折れました |
コンゴウの上のクチバシの先は尖っています(紅コンゴウは特に尖ってます)
その部分が折れてしまう事があります
我が家でも半年に1度くらい折れていますが、これは問題ありません
以前、折れたクチバシがそのまま残っており、取ろうとしたら痛がるので病院に連れて行った事がありました
その時に先生に教えて頂いた事ですが、コンゴウのクチバシは人間の爪と同じ作りで、磨耗し、また伸びてきます
その過程で折れるたり、欠けたりする事もあるようで、これは健全な新陳代謝だと教えて頂きました
人工の飼育下ではクチバシの磨耗は少ないので、伸びすぎないようにふだんから硬い金属などを齧らせて、適度に磨耗させる事が大切かと思います |
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病気はしやすいですか? |
本を見てみると”コンゴウインコは強靭な体で長生き”と書かれています
先輩の大型飼いさんに聞いてみると”大型の鳥は何日も食べなくても平気”と書かれています
なかなか死なないとは言いますが、実際体験した事はありませんので何とも言えません |
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トイレのしつけはできますか? |
鳥は空を飛ぶという構造上、糞を貯める事はできません
よりまして、他のペットと同じようなトイレの躾けは無理です
ただし、糞をする前兆はあるようで、しそうになったら何かで受けると言う事は可能なようです
また、最近はフライトスーツなる物が売られていますので、それを装着してお出かけしているlコンゴウ飼いさんもいらっしゃいます |
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毎日放鳥しないとだめですか?日中留守になりますが大丈夫ですか? |
やはりカゴの中に入れっぱなしはかわいそうだと思います
本やネットの記事を読んでみますと一日に決まった時間だけとか10分だけでも良いからとか書かれてたりもします
しかし、コンゴウは大型の鳥ですので普通のサイズのカゴの中では伸びもできません
やはり、毎日出してあげて欲しいと思います
その鳥の性格にもよりますが、スタンドの上で一人遊びしてる子も居ますのでそんなに手間はかからないかも知れません
ただ、カゴに入れっぱなしで飼われてる鳥もいますが元気にしてるようです |
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水浴びはどうやっていますか? |
シャワーや水道で水をかける人と、霧吹きで水をかける人がいます
カゴの中に入れたまま霧吹きで水をかけます
あんまりベトベトにはなりませんが、毎日やってるとこれだけで十分です
また、屋外などに出してシャワーや水道で水をかける人もいます
水浴びが好きな個体でしたら風呂に付いて行ったり、自分から催促してお風呂場に行ったりするようです
概ね、コンゴウは水浴びを喜ぶようです
水浴びをさせたら日光浴をさせ、乾かしてあげて下さい
寒い時期には注意が必要です |
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暑さ寒さにはどのくらい耐えれますか |
文献によりますと日本くらいの気候であれば屋外での越冬も可能と書かれています
以前、こんぱまるさんの本店に屋外で飼育されてるベニコンゴウが居たのですが、その鳥たちも冬場は屋外で越冬していたようです
ほかにも動物園など屋外禽舎で飼われているのも見ますので多少の寒さには耐えると思います
但し、暑さには注意が必要で、あまり温度が上がるのは良くないようです
日中でも、屋外の日陰とかなら問題ないようですが、締め切った部屋の中などは要注意だと言われています
どうしても窓を開けられない場合はゆるくクーラーをかけるなどの対策が必要と思われます
また、夏場は飲み水が腐り、糞なども発酵しやすくなりますので注意が必要です |
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どんなおもちゃがいいですか? |
コンゴウは色とか形より齧り具合が重要なようです
また、日によって固い木を齧る日、柔らかい木を齧る日、また金属をひたすら齧る日とブームがあるように思われます
その固体にもよりますが、固い木のオモチャ、柔らかい木のオモチャ、金属のオモチャの3種類を準備してあげたら完璧ではないでしょうか? |
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ツメの切り方はどうやってしますか? |
鳥の性格にもよりますが、暴れない鳥でしたら止まり木に止まらせたまま普通に切る事ができます
また、カゴの外から足を掴み、その間に切る事もできます
あまり切りすぎると血が出ます(意外と出ますので驚きます)
あんまり暴れる場合は無理せずプロの方に任せる方が良いと思います
そんな時のコンゴウは本当に危険です
本気で噛まれるとかなり痛いです |
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換羽の時期はいつぐらいですか? |
ヒナ換羽は10ヶ月目から1年目くらいです
他、夏前に少し抜ける時期があります
コンゴウは亜熱帯の四季の無い国の鳥ですので、文鳥や十姉妹のようにハゲハゲになるような換羽はありません
1年を通して徐々に羽根が入れ替わって行きます |
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すぐに指を噛みにきます |
コンゴウは指を甘噛みします
自然のペアを見てると互いにクチバシを噛み合ったりしてるのでその名残じゃないかと思っています
指を口に含んで甘く噛んで甘えてきます
決して強く噛む訳ではありません
彼ら流のコミュニケーションだと思って付き合ってあげて下さい
但し、ショップなどの見知らぬコンゴウを触る時は十分に注意して下さい |
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