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<ルリちゃんと私・離乳食の勧め> |
生臭さんのリクエストで、コラムを書くことにした。
「コラムってなに?エッセイとは違うの?」
何とも頼りないライターだ。
おまけに、ルリのことは某鳥雑誌でさんざん連載したから、ネタがかぶるかもしれない。
(2000年連載開始。ルリコンゴウを迎えるきっかけから、今日までずっと書いている)
その時は、ボケ老人の振りをして、新鮮な気持ちで読んでいただきたい。
古い日記を開いて、新しいネタを探しているが、とりあえず今回は、使い回しだ。
(いきなり、連載の第9回です)
よろしくお願いいたします。
m(_ _)m
(これまでのお話)
お迎え早々、風邪を引かせたり、台所中をパウダーフードの水玉模様にしたり、それはそれは、大変な2週間でした。
へとへとになって、放鳥中にうたた寝をしてしまったことさえありました。
うつぶせになって相手をしていて、いつの間にか寝ていたのです。はっと気づいて見渡すと、視界にルリがいない!ええーっ!!どうしよう!!!
・・・とその時、どこからかかすかな寝息の音・・・。どこっ!?
なんとルリは、うつぶせに寝ていた私の背中の上で、これまたうつぶせて寝ていたのでした。ああ、やれやれ・・・。
さて、これは、お迎えから2週間後頃のお話です。
ようやくほんの少し心に余裕が出て来た頃、一つの疑問が沸き上がってきました。
「いつまで、この生活を続けるのだろう?」
そうです。ルリとの生活のリズムを掴みかけたとはいえ、このまま一生パウダーフードを続けるわけじゃない!風邪や、差し餌の要領なんて、小さなハードル。一人餌への移行という大きな課題が、どーんと待ち構えているのです。
私は早速ショップに電話をして相談をしました。
するとその答えが、これまた大変的を得ていて、「本人が嫌がらなければ、もういつからでもいいですよ。ただ、今やっても、食べないと思いますけど?」
え?なんじゃそりゃ?マニュアルはないんかい!本人のペースに任せろってことかい?
元保育士は、しばらく考えてみました。
そうか、一人餌への移行というのは、人間で言うと離乳食みたいなものかな?そう考えると、見えてきた気がしました。
人間の離乳食の第一歩は、乳以外の味を知ることです。
「世の中には、乳以外にも、こんなにもたくさんの美味しい食べ物があるんだよ・・・。」
これだ!!
その日から、私はルリにいろんな食べ物を少量ずつ与えました。初めて与えた食品名と糞の様子を、日記にメモします。
味を知るのが目的ですから、飲み込む必要はありません。くちばしや、足でこねくり回して遊んで、その足を偶然舐めたりして・・・味を知ればいいのです。
初めは柔らかいものから始めました。たとえば野菜や果物で、特に野菜は蒸して食べやすく、味も初めは刺激のない甘みのあるものにしました。
ルリが、初めてもらったのは、ゆでたトウモロコシ一粒でした。それをくちばしの中に入れてやると、飴を転がすように口の中でしばらく転がして、それから
ぐちゃぐちゃに噛み潰して、ぽとっと落としました。
大変満足そうでした。
それから毎日いろんなものをもらいました。
そういうと、大変そうに聞こえますが、夕食の材料から野菜のへたとか、私のデザート用の果物とか、そういったものを少し分けてやればよいのです。
サツマイモや、カボチャなどは、小さく切ってラップに包んで、冷凍しておきました。
(中略)
さて、離乳食を始めて1週間が過ぎた頃のこと。
「おい、最近、枝豆の味が薄くないか?」
とダンナ。
「あら?ちゃんと塩振ってるわよ」
「そうじゃなくて、味が染みていないんだ・・・。湯がく時の塩、忘れとらんか?」
「・・・・・・忘れてはいないわよ」
そうです。忘れてなんかいません。わざと入れていないんです。だって、塩茹でなんかしたら、ルリに分けてあげられなくなるじゃん!!
ねぇ、ルリちゃん?
おしまい

プロフィール:ルリコンゴウインコ、ルリ、♀、2000年4月15日生まれ。
2000年7月1日、不幸にも我が家に迎えられた。
コンゴウクラブ会員
♪Reiko様著
管理人より
ヒナの差し餌は本当に大変ですね
私もフォーミュラでベトベトになりながらやりました
皆さん苦戦しておられるんですよ
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